colourちゃんが日記でお父様について語ってたので、便乗します。
「今年の正月、一泊二日で山形に帰りたい」と言った。
交通費バカにならんし、だいたい一泊二日で帰るなんてばかげてる。金の無駄。でも今一番山形に帰りたくて、春菜に会いたくて、この金の無駄遣い計画を実行する。
深い理由も聞かれずに、「ま~た、あんたは・・・」と言われながら承諾してもらった。昨日、仙台空港から山形までどうするかについて電話あった。お金についても悶々話した。で、結局変なことせず、普通料金で帰って来いって言われた。
そのときの父の一言。
「父ちゃんがらの最後のお年玉だ。はやぐ帰って来いは。」
泣きそうだった。交通費なんていらない。ただ帰らせてほしいだけなのに。
帰って、たった36時間だけでもみんなと一緒にいたかった。すべてを忘れられる場がほしいだけなのだ。まったく、最近涙もろくて困る。電話中、目をしぱしぱさせて涙をこらえてた。あの状態、誰にも見られなくてよかったw バリ変な顔しよったよ、きっと。
父は消防士。
スキーが好きで、貯めたお小遣いでこそこそスキー道具を買っては自慢する。スピーカーもいいのを持ってるくせに、未だに2ch。そしてほとんど使わない。今度奪って来よう。最近はPCにも凝ってて、無駄にスキャナーやプリンターを買い、ほこりをかぶっている。デジカメなんてすでに壊れている。いいやつなのにもったいない。すごいんだか、すごくないんだかよくわからないお茶目な父である。顔の形はあたしと同じまん丸。やせると頬がこけ、四角くなる。
よくケンカした。兄妹で一番父とケンカした。意味のない登校拒否をして追いかけられたり、雪の中にポイっと放り投げられたりもした。家も追い出されたね。今思い出すとおもしろすぎる。
最後のケンカは確か高校3年。理由は思い出せないくらい小さいことだけど、結末だけは忘れられない。いつもケンカはあたしが謝りに行って終わってたのに、このときは人生初めて和解した。最後なんて握手までした。このとき、あたし成長したとちょっと誇らしく思った。
それ以来ケンカをしていない。今では自分が成長してしまったんだなと感じて寂しい気がする。でも今は今で、一緒に飲んだり出来て楽しい。何より肩を揉んでもらえる。彼のマッサージは天下一品。痛みはなく、時間をかけてコリをとってくれる。マジ最高。
ガンガンに肩をこらせて山形に帰ろう。