年末、マキが東京に来た。
そのままマキと一緒に山形に帰った。
山形に着いて、3分でコケた。
マキが「ヒールのある靴は、雪を突き刺して進めるから楽だよ!」と言ったけん、
ダイアナのおにゅうブーツで行った。
が、ヒールだけとがってもダメなようだ・・・。
元日。
マキが神社でバイトしてるから、マキの袴姿を観賞しにお父ちゃんと向かった。
駐車場がむちゃくちゃ混んでたけん、手前にある銀行に車を停めた。
・・・命の危険を感じた。
ツルッコケ・・・ツルッコケ・・・ツルッコケ・・・ツルッコケ・・・ツルッコケ・・・
しかも歩道なんて存在しないから(雪で見えないし)、車道・・・
車にひかれそうでスリル満点。おばけ屋敷なんて目じゃない。
見兼ねた父、
「ほだなバッグあて持ってっがら歩きにぐいんだ!」とバッグを持ってくれた。
女の子用の小ぶりなバッグをブンブン振り回して歩いているイカツイお父ちゃんの姿に笑ってしまい、またコケる。おもしろすぎた。
数百mの距離を20分かけてマキ見物をした。
「まだバイト終わらないのぉ」と言われ、お父ちゃんと本屋で待つことに。
戻りはもっとヤバかった。
見兼ねた父、「父ちゃんがひっぱってけるは!」。
15年ぐらいぶりにお父ちゃんと手をつなぐ。
それがまた勢い猛!!
あたしは完全にひっぱってもらっていた。
何かを思い出す。
・・・・スキーだ!
小っちゃいときにお父ちゃんのストックをつかまって、
スキーをすべった記憶がよみがえる。
そうそう、足はハの字で~。そうそう、へっぴり腰で~。
むちゃくちゃかっこ悪い格好で山形の道を歩いた。
次の日。
市内に行って、ダイアナの靴に滑り止めをつけた。
山形の千足屋はいいとこや~☆ ただで買った滑り止めを付けてくれた。
歩きやすいのなんのって!
ついでにクルクル店を回ってたら、
山形にはたくさん滑り止めがぎっちり付いてるブーツはいっぱいあった!
しかもバーゲンで安い!思わず1万のブーツを購入・・・これまた歩きやすい!!
教訓:雪国で履く靴は現地で調達せよ。